会長挨拶

日本女性薬剤師会 会長 近藤芳子(由利子)

一般社団法人 日本女性薬剤師会
会 長  近藤芳子(由利子)

 令和4年の新しい年が明けるや早々、オミクロン株の感染が従来にない速さで広まっており、病院・薬局で勤務されている先生方は昼夜、奮闘されていらっしゃることかと思います。

 さて、令和3年度の課題は6月の定時社員総会でも述べた通りでありますが、この機会に振り返りますとコロナ禍においても、従来からの薬剤師継続学習通信講座に加え、2年ぶりに9月に学術講演会をハイブリッド形式で開催することが出来ました。また、新規事業として、ウェビナーを使って「医療安全Webセミナー(全5回シリーズ)」と「臨床薬学研修会」を開催し、会員に新たな学びの場を提供しています。今後のコロナ感染状況は不明ですが、この様なオンラインでのセミナーは新しい研修の形態を示唆しているのではないかとも思います。

 昨年度は、6年ぶりの「生涯学習認定制度(G16)」の更新の年でもありました。8月に薬剤師認定制度機構(CPC)に更新書類を提出後、無事に12月10日付のCPC理事会において更に6年間の更新が承認されました。日女の組織は小さいですが生涯学習を軸としていて、その歩みを止めることはできません。学びの場を提供する方法を工夫し、一歩ずつ着実に、繰り返し学習する卒後教育をさらに充実してまいります。

 現代医療の進歩や社会の変化、そしてICTの急速な進展に我々も遅れることなく対応していく所存です。新型コロナ感染拡大の中にあっても、常に危機管理意識を持って、迅速で適切な取り組みを実行していきましょう。

2022年4月1日

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