会長挨拶

日本女性薬剤師会 会長 近藤芳子(由利子)

一般社団法人 日本女性薬剤師会
会 長  近藤芳子(由利子)

 日常が根底から変わったこの1年、当初は定時総会の対処を始め、日本女性薬剤師会(以下「日女薬」という)事業執行の対応に追われたものでした。しかし、時が遷り、落ち着いて考えてみるとコロナ禍だからこそ、世界中が国の存亡をかけて、生き残る道をさぐっていることに想いを馳せました。私もこの自粛生活の中で、日女薬の継続事業・新規事業の見直しなどを思う日々でした。

 日女薬は、公的援助もなく、女性薬剤師の組織として、一般の方々から、日薬・日病薬のような特徴ある事業がないという批判も聞こえてきます。創始後54年存続していてもです。

 そのような中、一塁の理念の方向性が見えてきました。2018年他団体に先立ち、女性団体組織として、緊急避妊薬の研修企画を全国県女薬に声掛け、基礎編として研修会を始めました。このような地道な活動が功を奏したのか、厚生労働省起案による産婦人科医会との協働で緊急避妊薬の研修会を開催する運びとなりました。これは今、日本薬剤師会が中心となって緊急避妊薬標準プログラムなどを加え企画されたものですが、薬剤師としての知識、調剤に関する項目は、当日女薬が経験を活かし、講演をさせていただきました。

 このような流れもあり、日女薬は、日本薬剤師会・厚生労働省の事業への協力を通して、「避妊・低用量ピル」、「妊娠中の性感染症」、「性教育から避妊に関する社会人知識」、「緊急避妊薬」の卒後教育にこれからも関わっていく所存です。その最新企画として、『薬剤師が支えよう!「女性の健康」―知ってますか?緊急避妊薬・性感染症の最新知識―』です。2回シリーズでオンライン研修を開催しました。

 新規事業として医療安全推進や薬機法に向けての取組企画を始め、日女独自の認定制度を活かす通信教育講座、最新の話題、知識を盛り込んだ会員向けの情報発信「カレントニュース」や調査研究を継続していかなければと決意を新たにしているところです。

 新型コロナ感染収束の見通しが立たない中、県女薬・役員、協力者が結束し、新規・継続事業を実践し、財政の安定化・公益性のある、事業を実施し、国民に見える日女薬でありたいと願ってやみません。

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